いよいよ、令和6年の大河ドラマ「光る君へ」が放映されます。
平安時代の紫式部や藤原道長を中心に、
貴族社会や朝廷との関わりなど
描かれるのが楽しみです。
なんせ、この時代のことはあまりよく知らないのです。
この記事では、
「光る君へ」に登場する主な人物たちのモデルとなった
歴史上の人物とその関係についてをお伝えしていきます。
まひろ(紫式部)の家族
紫式部の家族についてここでは紹介します。
詳しいことを知りたい方は、こちらもお読みくださいね
まひろ(紫式部)
平安時代の女流歌人であり、「源氏物語」の作者でもある。
一条天皇の中宮彰子に仕える。
藤原為時:まひろ(紫式部)の父
平安時代の貴族、藤原一門ではあるが下級の出のため、裕福とは言い難い。
文学の知識に通じ、まひろにその教育を施す。
ちやは:まひろ(紫式部)の母
紫式部の母親、藤原為信の娘とされているが
若くして亡くなっており、詳細ははっきりしていない。
藤原惟規:まひろ(紫式部)の弟
紫式部の弟、文学の素養がある姉と比較されていたそうだ。
若くして出世するが、赴任先で亡くなる・
藤原宣孝:まひろ(紫式部)の夫
後に紫式部の夫となる人。
元々は、父の藤原為時と近しい間柄だった。
歳の差のある紫式部と結婚するものの3年ほどで死に別れてしまう。
詳しくはこちらをご覧ください
大弐三位(だいにのさんみ):紫式部の娘
紫式部と藤原宣孝との間に生まれる。
文学の素養を受けつぎ、後に三十六歌仙、
百人一首の歌人としても知られるようになる。
藤原道長の家族
「光る君へ」のもう一人の主人公が
平安時代に絶世の権力を誇った藤原道長です。
紫式部は、一条中宮彰子に仕えるのですが、
その彰子の父でもある方です。
藤原道長:
平安時代の貴族、婚姻関係を作ることで、
天皇との結びつきを強め、大きな権力を握った。
その自身を詠んだこの歌が有名である。
「この世をば、我が世とぞ思ふ望月の、かけたることもなしと思へば」
藤原兼家:藤原道長の父
道長の父。藤原氏の中でもトップクラスの名門。
政治のトップを狙い、さまざまな画策を行う。
藤原道隆:道長の兄(長男)
道長の長兄、兼家の嫡男。
才色共に秀でており、自分の息子たちに
その権力を継がせようと考えている。
父の死後、関白となる。
高階貴子:藤原道隆の妻
道隆の妻で、道長の義姉に当たる。
後に一条天皇に入内する娘の定子を産む
藤原道兼:道長の兄(次男)
道長の兄、兼家の三男。
全てにおいて、道隆に叶わないが、
父、道隆に次いで関白に上り詰める。
しかし、その数日後に亡くなったため七日関白と言われている。
詮子:道長の姉
道長の姉、円融天皇に入内する。
後の一条天皇の母となるが、
それとともに宮廷での勢力を高めていく。
円融天皇崩御後は、出家するが
その後も政治への強い発言権を持つ。
明子:道長の妻
道長の妻、源高明の娘
紫式部の義理の姉で、源氏物語の
源内典のモデルと言われている
倫子:道長の妻
道長の正室、源雅信の娘。
道長との間に多くの子女を産む。
一条天皇に入内する
彰子の母となり、後に鷹司殿と呼ばれる。
藤原道長縁の人物
続いて、藤原道長と関係の深い人物を紹介します。
こちらは、後に増えることが考えられます。
源雅信:倫子の父
平安時代の貴族、
琵琶の名手で、和歌や蹴鞠にも秀でていた
むつこ:倫子の母
源雅信の正室。
藤原朝忠の娘で倫子を産む。
先を読む目を持ち、倫子を道長に強引に嫁がせる。
安倍晴明:陰陽師、雅信の友人
並外れた術と才能を持つ陰陽師
母は狐の精と言われており、
常人とは違うと恐れられている。
朝廷の人物
「光る君へ」は平安貴族社会、
特に朝廷内の人物や出来事が多く描かれるようです。
朝廷の人々についても紹介します。
円融天皇:六十四代天皇
兄の冷泉天皇の崩御により、11歳で即位。
道長の姉・詮子が入内し、後の一条天皇の父となる。
兼家とは一線を画すが、後に譲歩し、
太上天皇となる
花山天皇/師貞親王:円融天皇の甥
冷泉天皇の皇子
円融天皇から譲位され、花山天皇となる。
独特の性癖をもちエピソードも数知れず・・・
藤原一族の陰謀で出家してしまう
一条天皇:円融天皇と藤原詮子の息子
第66代天皇、円融天皇と藤原詮子との間に生まれた天皇
一条天皇を擁立することで、藤原兼家から連なる
藤原北家の権力を確固たるものにした
妻に、道隆の娘定子、道兼の娘尊子、道長の娘彰子を迎えている
藤原定子:一条天皇の中宮
藤原道隆・高階貴子の娘
数え年14歳で入内、一条天皇との間に一男二女をもうけるが
家の権力争いなど心労が重なり、
25歳の若さで亡くなる
藤原彰子:道長の娘で一条天皇の后
藤原彰子は、藤原道長と妻の源倫子の間に生まれた娘です。
数え年で12歳の時に一条天皇に入内し、その後后となりました。
紫式部が女御として仕えた女性でもあります。
非常に長生きだったという事です。
藤原頼忠:藤原兼家のライバル
平安時代の貴族で、藤原兼家のライバル
娘の遵子を円融天皇に嫁がせるものの、
子女を得られず、名ばかり関白となる。
藤原遵子:頼忠の娘
藤原頼忠の娘
円融天皇に入内し、後に正室となるが
子女を産むことができず、
「素腹の后」とあだ名される
藤原公任:道長のライバル?三十六歌仙の一人
藤原道長と同じ年に生まれ、ライバルと目される
和歌や管弦など、芸術面での才にすぐれた。
紫式部の憧れ??という説もある
源重信:源雅信の弟
藤原顕光:公家
藤原文範:公家・学者
まだまだ、ドラマには、
知らない人物がたくさん出てくるでしょう。
これから少しずつ追記していきますね。
お読みくださり、ありがとうございます。
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