笠置シヅ子さんは、言うまでもなく昭和を代表する歌手で女優です!
その夫、、と言われているのが吉本穎右(よしもとえいすけ)さん。
しかし二人は結婚していません、
その理由は穎右さんの早すぎる死にありました。
吉本穎右さんがどういう方なのか、
どういう人生を送ったのかを調べてまとめました。
吉本穎右(よしもとえいすけ)の本名は泰典
吉本穎右さん、この穎右(えいすけ)という名は、
本名ではありません。
本名は泰典さんといいます。
この時代によくあったことなのでしょうか?
なぜか、通称の穎右に名前を変えてしまいます。
ですから、
この方を語る時は、泰典ではなく穎右で
呼ぶことが多いですね。
ちなみに、穎という文字には
「優れている」という意味があります。
その後に右が続くので、
「右に出る者がいないくらい優れた人」という意味がありそうです。
実際にもその通りだったようで、
両親が起こした会社、吉本興業を継ぐために
早稲田大学へ進学し帝王学を学んでいたそうです。
そこで、笠置シヅ子さんを知り、
恋に落ちるので運命ってまことにおもしろいものですよね。
吉本穎右は吉本せいの息子で吉本興業の跡取りだった
吉本穎右さん、上の項目でも触れましたが、
1923年10月26日に
吉本吉兵衛さんと吉本せいさんの
次男として生まれます。
長男は、夭逝していたため、
実質上は、生まれた時から
後継を約束されたようなものです。
しかも、
お父様の吉兵衛さんは
穎右さんが生まれる前に
急死してしまいます。
つまり、吉本せいさんにとっては
会社を任せられるたった一人の息子、
そして生き甲斐のような存在だったのではないかと
想像できますよね。
幼い頃から、英才教育を受け、
跡取りとなるように大事に育てられてきた御曹司。
吉本穎右さんには
そんなイメージがあります。
しかし、
穎右さんは、実際には吉本興業を継ぐことはありませんでした。
そのために、東京の大学で学び、
東京の支社でも経験を積んでいたのですがね。
穎右さんの運命を変えたのは
笠置シヅ子さんとの出会いだったと言われています。
続いて、吉本穎右さんと
笠置シヅ子さんの関係についてを書いていきます。
吉本穎右と笠置シヅ子の関係、出会いは?
吉本穎右さんは、
大学に在学中、笠置シヅ子さんのことを知り
大ファンになりました。
当時、穎右さんは20歳、
笠置シヅ子さんは29歳でしたから、
かなり歳上のアイドル?みたいなもんでしょうかね。
ご実家が吉本興業という
お笑い芸人を抱えた会社でもあるので、
小さな頃から、演芸とか芸能には興味があったのでしょうね。
笠置シヅ子さんは、明るいキャラクターで、
歌とダンスを通じてファンを増やしていた歌手でもありましたから、
穎右さんの心をとらえるのも
自然な流れだったのかもしれませんね〜。
吉本穎右は笠置シヅ子と結婚したかった
吉本穎右さんと笠置シヅ子さんが出会ったのは、
1943年(昭和18年)のこと、
名古屋の御園座の楽屋でだったそうです。
まだ戦争中で、笠置シヅ子さんの歌は
お国からすると「よろしくない」という評価を受けていたらしいですね。
そんな辛い頃に出会って、しかもお互い一目惚れっていうのだから、
親しくなっていくのは当然のことかもしれません。
それでも、吉本穎右さんは吉本興業の後継として
期待されていたわけでもあり、
お母様の吉本せいさんにとっては、
笠置シヅ子さんが嫁なんてとんでもないってことだったんですね。
1945年に日本が敗戦を迎えてから、
笠置シヅ子さんは精力的に活動を再開させていきました。
吉本穎右さんも、大学を卒業し、
本格的に吉本興業の仕事に携わっていきます。
吉本せいさんからは反対されていたものの、
笠置シヅ子さんの妊娠が発覚し、
芸能界を引退することが決まったこともあり、
少しずつ、せいさんの態度も柔らかくなっていったらしいです。
それが1946年(昭和21年)のことでした。
そのままいけば、二人は晴れて結婚し、
お子さんにも恵まれて幸せな結婚生活を送ることになったはずです。
しかし、そうはいきませんでした。
穎右さんは、結核にかかってしまったのです。
吉本穎右の早すぎる死因は?
吉本穎右さんは、結核の治療をしたものの
1947年5月19日にお亡くなりになってしまいます。
享年は25歳でした。
この頃、穎右さんは大阪で仕事をしていました。
笠置シヅ子さんは、出産を控え、東京の病院に入院していたこともあり、
穎右さんに会うことができなかったのです。
そして、笠置シヅ子さんは、6月1日にお嬢さんを出産します。
お嬢さんのエイ子という名は、
穎右さんがつけたお名前だそうです。
短い人生でしたが、
好きな人と結ばれた穎右さんは、
幸せであったとも言えるかもしれません。
それでも、
本当はもっと長生きして愛する家族と暮らしたかったでしょうね。
読んでくださり、ありがとうございました。
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